骨塩定量(骨密度)検査ができるようになりました!
骨塩定量装置(HOLOGIC社製)
当院の骨密度測定は、DEXA法と呼ばれるX線吸収測定法を用いており、骨に含まれるカルシウムなどのミネラル成分の量を測定する検査です。
骨量の減少を早期に発見し、骨粗鬆症に対する適切な予防や治療を行うことが可能となります。
◇骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは?
骨の中にあるカルシウムの量が減って、骨がもろく折れやすくなる病気です。カルシウムが不足すると骨の中はスカスカになってしまいます。男性に比べて女性に多く、とくに閉経期を迎えた中年以降の女性に多く見られる特徴があります。また、生活習慣病や運動不足、極端なダイエットも骨密度に影響を及ぼします。
【当院の装置】
HOLOGIC社製のHorizon Wiを2023年11月に導入しました。検査に使用するX線はきわめて少ない量ですので、気軽に検査を受けていただけます。
【主な検査部位】
主に腰椎や大腿骨頸部の検査を行いますが、前腕部や全身体組成検査の体脂肪率や筋肉量測定も行えます。
腰椎と大腿骨頸部は骨粗鬆症による骨折が生じやすい部位です。脊椎は骨量が低下すると転倒などがなくても除々に圧迫骨折が起こりやすくなります。大腿骨は転倒による骨折を起こしやすい部位ですので、これらの部位の骨塩量を直接的に測定して評価をします。
【検査方法】
測定は、ベッドに寝ていただくだけです。X線撮影のように呼吸の合図もないので、後はじっとしているだけでよい検査です。食事制限もありません。
妊娠や妊娠の可能性がある方や造影検査(CT造影のヨウ素・バリウムを使用した胃~大腸の検査)を一週間以内に行った方の検査は、禁忌とされており後日の検査となる場合があります。
お気軽に、スタッフにお声をお掛け下さい。